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壬生
【みぶ】


旧国名:下野

黒川と小倉川の合流点の北側に広がる洪積台地上に位置する。地名の由来は,古墳時代の乳部(にゆうべ)が転訛したものとされる。また,もとは上の原と呼ばれていたが,寛正3年に壬生胤業が京都からこの地に移り,壬生城を創建したことから壬生と称するようになったとする説もある。壬生城は,馬蹄城ともいわれ,本丸は東西・南北とも約140m(県の中世城館跡)。黒川左岸には円墳の車塚,前方後円墳の牛塚・愛宕塚古墳(いずれも国史跡)が残る。
壬生(中世)】 戦国期に見える地名。
壬生城下(近世)】 江戸期の壬生藩の城下町名。
壬生町(近代)】 明治22年~現在の下都賀郡の自治体名。
壬生(近代)】 明治22年~現在の壬生町の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7043861