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赤城神社
【あかぎじんじゃ】


勢多郡富士見村赤城山にある神社。旧郷社。祭神は大国主命・豊城入彦命・徳川家康ほか6柱。本来は赤城の山と沼を神体とする。社伝によると,崇神天皇の代に豊城入彦命が大国主命を奉斎し,東国経営を祈るとともに疫病絶滅を祈願して創建したという。前橋藩主の信仰が篤く,酒井氏は5回にわたって社殿の造営を行い,神田を寄進し神輿を奉納している。続いて松平氏も毎年祭祀料を寄付し玉垣の造営等を行った。明治6年郷社に列格。大洞赤城神社と通称し,かつては赤城大沼湖畔の大洞の地にあったが,昭和43年に湖上の小鳥ケ島に移築した。別当寺は前橋市六供町の寿延寺が務めた。毎年5月8日(かつては4月8日)に山開き祭,8月8日に沼神鎮の神事がとり行れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7044272