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赤城若御子神社
【あかぎわかみこじんじゃ】


群馬郡箕郷(みさと)町柏木沢にある神社。祭神は豊城入彦命ほか4柱。利根川の西には赤城神社は少なく,「群馬郡誌」によると岩鼻・滝川・相馬の各村に各1社あり,当社は相馬のもの。社伝では大化年間に赤城神社を勧請し創建したという。「上野国神名帳」(総社神社蔵/県史資料編6)に従五位赤城若御子明神とあるのに比定される。文治元年に修験僧が別当となり,覚満山知光院大法印別当と称した。覚満さまと通称するが,これは赤城門徒と呼ぶ天台系修験の活躍により,赤城山の覚満淵に由来する覚満大菩薩を祀ったからであろう。箕輪城主井伊直政が社領を奉献している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7044282