足門
【あしかど】

旧国名:上野
榛名(はるな)山南東麓,染谷川右岸に位置する。字鶴巻には土師遺跡,字金井沢には大正14年発掘されたお春名塚とよばれる円墳があり,T字型の石室や勾玉・管玉・馬具などの出土品は八坂神社に保存されている。また,字唐沢・稲荷谷などに5基の古墳がある。長元4年千葉介常将が船尾山寺攻めの戦勝祈願のため創建されたと伝えられる八坂神社があり,同社は永禄3年武田信玄が箕輪城攻めの際創建されたともいわれている。また,武田信玄は天文20年当地布陣の時軍馬弔いのため馬鳴山畜生寺を建て寺禄を給したが,2世求天は元和年間天王山徳昌寺と改称した(郡村誌)。
【足門村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【足門(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7044341 |





