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大胡神社
【おおごじんじゃ】


勢多郡大胡町河原浜にある神社。旧郷社。祭神は大己貴命・豊城入彦命。旧大胡城内の近戸曲輪に位置し,近戸大明神と称した。天正17年11月9日の大胡高繁書状写によれば,高繁は三夜沢赤城神社の神官奈良原紀伊守に,大胡城鎮守として赤城大明神を勧請し近戸大明神として奉祭したく,奈良原父子のいずれかが引っ越して奉祀してほしいと述べている(県史資料編7)。高繁は社頭の営繕を行い,御供米5石を例年奉納したという。その後も武将の信仰が篤く,大胡城主牧野氏,前橋城主酒井・松平氏らも御供米を奉納している。明治初期に郷社に列し,明治42年に近在の22社を合併して大胡神社と改称。春秋2回の二之宮赤城神社と三夜沢赤城神社との間に行われる御神幸の際には,中継の休み場所となる。なお産泰神社に伝授したとの伝説のある神楽は町無形文化財。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7044718