上植木
【かみうえき】

旧国名:上野
「かみいき」ともいう。大間々扇状地扇端部に位置し,西部を粕川が南流する。集落は粕川左岸と南北にやや高い台地上にあり,その東には湧水の浸食による谷地がある。植木については鎌倉期に成立した「念仏往生伝」第29(県史資料編6)に「樹市」と市名で見え,また貞治2年の銘を有する伊勢崎市宮前町の赤城神社異型宝塔銘(同前)に「殖木宮」が見える。古くから栄えた地区で「上毛古墳綜覧」に79基の古墳が記載され,一部は群集していたが,第2次大戦前後の食糧増産のため,ほとんどが平夷された。また,本関町と上植木本町の間には7世紀末の建造と推定され,檜前部氏との関連が想定される廃寺があり,近年発掘調査が行われその全容が解明されつつある。周辺には古墳時代の上西根遺跡,古墳時代から平安期に至る恵下遺跡がある。なお下植木も含む一帯には,7人が草分けとして入り,彼らは堀をめぐらした屋敷を構えたといい伝えており(上植木元文書上帳/県史料集2),小字の「堀ノ内」はその草分け百姓の屋敷の1つであろう。
【上植木村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【上植木(近代)】 明治22年~昭和45年の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7044990 |





