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上五箇
【かみごか】


旧国名:上野

利根川中流左岸の平坦地に位置し,集落に沿って利根加用水が流れる。奈良期の宝亀2年以前,武蔵国が東山道に属していたときの官道が,上野(こうずけ)国新田駅から当地を経て武蔵国へ至ったという。戦国期には天正12年6月14日の北条氏直充行状(原文書/県史資料編7)に「館林領之内……五賀」と見える。この充行状は宛所が切断されているが,邑楽(おうら)郡小泉城に拠った富岡氏に宛てたもので,天正12年,小田原北条氏と金山城の由良氏および館林城の長尾氏の間で戦いとなった際,両城の中間の小泉城に拠った富岡氏は小田原北条氏方についたため,氏直から当地などを宛行われている。また,戦国期と推定される年未詳6月23日の年行事竜福院宛の半隠書状(鑁阿寺文書/栃木県史史料編中世1)の追て書きに「五賀百姓等申分之儀,口上ニ申候,御塩味簡要候」とあり,「五賀」に鑁阿寺の寺領があったものと考えられる。
上五箇村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上五箇(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045016