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桐生が岡公園
【きりゅうがおかこうえん】


桐生市西久方町から宮本町にある市営公園。面積3万7,000m(^2)。市街地の北に張り出した桐生が岡(桐ケ丘)と呼ばれる丘陵上にあり,足尾山地の南端にあたる。動物園を中心に児童遊園地や水族館が付設されている。明治42年頃から本多七九郎・森宗作ら地元有士が公園づくりに着手したのに始まり,大正5年創立,同10年市制施行に伴い市営公園となる。開園以来,数次にわたって整備・拡張が行われてきた。動物園は,大正11年に鳥舎を設置されたのに始まり,同14年にはサル・クジャク・ワシ・シカなどの小舎が設けられた。昭和28年市開発部の管理となる。昭和39年にはインドゾウ・ライオンが加わり飼育動物が増えてきた。昭和43年には水族館が開館し,熱帯魚や爬虫類の飼育が始められた。昭和48年には動物園再整備計画が立てられ,「生きた動物教室」にふさわしい整備が進められている。現在,飼育動物は100種以上700点に及んでいる。また,昭和46年に児童遊園地が付設され,1.4haの敷地にサイクロモノレール・トラバンド・ティーカップ・チェーンタワー・ベビーカー・観覧車などがある。園内にはサクラ500本,ツツジ500株などが植えられており,花の名所として知られ,四季を通して市民の憩いの場となっている。頂上からは桐生の全景が一望できる。また,周辺地域約30haは桐生が岡風致地区に指定されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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