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倉賀野神社
【くらがのじんじゃ】


高崎市倉賀野町にある神社。祭神は大国魂大神ほか14柱。古くは飯玉神社と称したが,大国魂神社と改め,明治43年倉賀野神社と改称した。「上野国神名帳」の群馬郡に正五位大国玉明神とあり(総社神社蔵/県史資料編6),豊城入彦命がこの地に斎場を設けて松樹を植え亀形の石を御魂代として祀ったと伝える。大同年間に坂上田村麻呂が社殿を造営し舞楽を奏上,建長5年3月に倉賀野三郎高俊が社殿造立,至徳3年9月に同三郎左衛門尉光行再建,長禄2年に同三河守行政造営,永禄3年には金井淡路守拝殿修理などが伝えられ,現本殿は慶応2年の落成。氏子は倉賀野宿ほか7郷で,倉賀野総社と称された。社宝の翁面は坂上田村麻呂が舞楽を奏上した時のものといわれ,神輿は寛政3年に須賀円子が奉献したもの。慶応3年鈴木角右衛門勝森奉納の算額は市重文。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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