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群馬県護国神社
【ぐんまけんごこくじんじゃ】


高崎市乗附町にある神社。宗教法人護国神社規則で,祭神は国家公共のために尽力した人の神霊を奉斎するとある。主として県内出身の戦没者およびそれに準ずる者の霊を祀り,昭和45年5月現在で4万6,952柱。明治8年官祭招魂社の制度が設けられ,それ以前の招魂社はすべて官祭とし,明治2年館林藩で創設した招魂がそれに該当する。明治12年前橋東照宮境内の招魂社は私祭で現在は護国神社と称する。日露戦争直後に群馬県犒軍会が創立され,のち群馬県招魂会と改称し,高崎公園内に英霊殿を設け,維新後国事に殉じた者,これに準じる者,歩兵第15連隊に属して戦病没した者の霊を祀り招魂祭を行ってきた。昭和14年政府が護国神社制を設けるに至り,群馬県でもその造営にとりかかり,昭和16年11月8日現在地へ創建され,館林招魂社の39柱をはじめ3,578柱が祀られた。昭和22年に誠霊廟と社名を改称,同25年上野神社と改め,同29年に再び群馬県護国神社と本来の社号となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045319