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蛇宮神社
【じゃぐうじんじゃ】


富岡市七日市にある神社。祭神は高靇神・大国主命・建御名方神ほか17柱。鏑川の崖上に位置し,北に七日市藩藩邸が隣接してあった。明応元年の創建と伝えるが,以前は諏訪社があった。その頃鏑川に白蛇が出て,旅人や農民を恐れさせた。ある時慈眼法師の夢に「我を神として祭るならば,長く諸人を守るであろう」と告げたので,ここに社を建てて祀ったという。七日市藩主前田氏は社殿の修理などを行い保護した。宝物の蛇骨は寛政9年に上黒岩で発見されたオオツノジカのもので,竜骨として前田家へ納められ,昭和8年前田家から神社に奉納された。社前に猫石と称する石があり,小石が集められている。この小石を持ち帰り蚕室に置けば,蚕を病気から守り鼠害にもあわないと伝えられる。4月15日の春の大祭には神楽が奉納される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045758