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神明宮
【しんめいぐう】


藤岡市中栗須にある神社。旧郷社。祭神は大日孁命・建御名方命。社伝によると建久3年に源頼朝の発願で・碓氷(うすい)郡磯部の領主佐々木盛綱が命を受けて伊勢神宮を勧請したという。武将の崇敬が篤く北条氏は神領を寄進している。明治5年郷社に列し,同13年に中栗須・上栗須・下栗須・岡之郷・立石・森・中・上戸塚・下戸塚の9郷の氏子は寄付金を募り宏壮な拝殿を建築している(大日本名蹟図誌)。社殿は神明造の様式をよく備えている。拝殿には神明宮にちなみ,明治15年に樋口定広が奉納した「天の岩戸開き」の額が掲げてある。例祭の4月7日に太々神楽が,10月17日には獅子舞が奉納される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045872