100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

進雄神社
【すさのおじんじゃ】


高崎市柴崎町にある神社。旧郷社。祭神は素盞嗚命・稲田姫命ほか24柱。古くは牛頭天王といい,明治元年に進雄神社と称したが,通称は天王さま。牛頭天王宮縁起によれば,貞観11年に尾張国津島の天王を京都八坂に勧請し,宣旨によって諸国に1社ずつ天王社が建立されたものの1つという。異説では白鳳期に上野(こうずけ)国で疫病が流行し,人々が天王へ参詣したとあり,源頼義が奥州征討の途中,当社へ戦勝を祈願し,帰陣の時祈願成就を報告し社を建立したともいう。また文安元年の由緒では高倉天皇の時に鎮座したと伝え,創建時期については決定しえない。神主の高井家は13世紀頃から上野国に居住したといわれ,高井家文書は大永2年から慶長年間に至る天王大夫司職の安堵状などで市重文。昭和6年郷社に列格。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045893