膳
【ぜん】
旧国名:上野
善とも書いた。赤城山南麓,粕川流域の東部に位置する。地名は,膳棚のように平らな土地が段になり連なっているところからとも,鎌倉期の問注所執事三善氏の居城によるともいう(粕川村誌)。地内には昭和24年県史跡に指定された膳城跡があり,北部の台地からは48基の白藤・新宿古墳群および34基の住居跡や縄文時代の土器が発見されている。
【善(中世)】 戦国期に見える地名。
【膳村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【膳(近代)】 明治22年~現在の粕川村の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7045926 |