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曽木
【そぎ】


旧国名:上野

鏑(かぶら)川中流左岸河岸段丘上に位置する。北境を高田川が流れ,また浅岡堀が中央を東流して鏑川に,瀬下堀は北部を流れて高田川に入る。「山吹日記」には曽木の「郷土」を「牛王堂」といい,「和名抄に宗伎の字を用たるは此所なるへし」とし,「上野国志」に「宗伎は今の曽木なる歟」という。「上野国神名帳」に見える「従一位宗岐明神」(一ノ宮本に宇岐大明神),字郷土にあり,境内池に片目鰻の伝説を伝える。祭神大国主命。字割目に神明宮があり,祭神大日孁命。字久保に古墳時代の祭祀遺跡があり,出土遺物は土器・石製模造品など1万余点を数える。また同字に19基,字神田に4基の古墳があった。
宗伎郷(古代)】 平安期に見える郷名。
曽木村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
曽木(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045970