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高鳥神社
【たかとりじんじゃ】


邑楽(おうら)郡板倉町大高島にある神社。旧郷社。祭神は菅原道真ほか20柱。高鳥天満宮ともいう。社伝によると,菅原道真が延喜元年大宰府に左遷される時,家臣で出羽国の岩下某は随行を許されず,道真は自画像を描き与えた。岩下は国許に帰り画像を子孫に伝えた。文暦元年後裔の岩下勝之進はその画像を携え京都の北野天満宮に参詣し,帰途高鳥村に泊った時,一社創建の議が起こり,勝之進は所持した画像を寄進し,天満宮を勧請して高鳥村の総鎮守としたことに始まる。その後,邑楽郡内や館林市内にある菅原神社・天満宮・天神社の総社的存在となった。明治5年郷社に列格。農耕神,学問の神,雪冤の神,子育ての神として近郷近在の人々に広く信仰されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046039