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玉村八幡宮
【たまむらはちまんぐう】


佐波郡玉村町下新田にある神社。旧県社。祭神は誉田別命・気長足姫命・比咩神。「上野国那波郡玉村府内角淵八幡宮縁起」には,建久6年に源頼朝が鶴岡八幡宮を勧請し建立したという。はじめ角淵にあり社名も角淵八幡宮と称した。応永18年に鎌倉公方足利満兼が大破していた堂社・僧坊を再興し,さらに永正4年には白井城主長尾氏が戦火で焼亡したものを再建した。慶長15年には関東郡代伊奈忠次が現在地に移築した(県史料集8)。慶安2年8月に別当神楽寺に朱印30石を給し,のち前橋城主酒井忠次・忠清は社殿を修理した(玉村八幡宮本紀/県史料集8)。大正14年県社に列格。本殿は三間社流造で室町期の様式を残し国重文。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046138