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親都神社
【ちかとじんじゃ】


吾妻(あがつま)郡中之条町五反田にある神社。嵩山の里宮。祭神は須佐之男命・品陀和気命ほか9柱。社伝によると和銅元年の創建という。古来武将の崇敬が篤く「加沢記」によると天正10年に真田昌幸は社領を寄進している(県史料集3)。元禄6年の「五反田村古絵図」には吾妻七社大明神と記してあり,古くは五反田字日やけにあったが大破したため,同12年現在地である字親都の神官神田勘左衛門の屋敷に遷座して社殿を再建し社名を親都神社とした。境内に推定樹齢700年の大ケヤキがあり,県天然記念物で,この大ケヤキには乳状突起があり,産婦の乳が出ない時には乳形を納めると乳が出るといわれ,神木として崇敬されてきた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046153