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東照宮
【とうしょうぐう】


前橋市大手町3丁目にある神社。旧県社。祭神は徳川家康。「東照宮略記及び由緒記」によると,寛永元年に前橋藩主の祖松平大和守直基が越前国勝山城主となった時,徳川家康の遺徳を敬慕して同地に祭祀したのに始まる。以来移封の都度奉遷し,寛延2年に前橋へ,その後武蔵国川越へ,そして慶応元年に再度前橋へ遷座し,明治4年に現在地(前橋城高浜曲輪跡地)に社殿を造営した。昭和4年県社に列格。境内に松平直克が文久3年に前橋城の再築造に際し,工事の安全を祈願して奉斎した稲荷神社および厩橋護国神社が配祀されている。宝物に徳川家康木造,名工出目義助の作と伝える能面,前橋藩主松平直方奉納の能衣装,松平直矩奉納の陣羽織や軍扇などがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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