富田
【とみた】
旧国名:上野
赤城山南麓の末端,荒砥川の右岸に位置する。西部は赤城山南麓の緩やかな傾斜地で,そのほぼ中央に大泉坊川による放射谷が見られる。縄文時代の東原遺跡,弥生時代の高石遺跡,弥生時代の住居跡や古墳群,中世墳墓群の富田遺跡群などがある。少将塚古墳をはじめとする古墳は21基である(上毛古墳綜覧)。また,南部には12世紀に開削された女堀の遺溝もある。
【富田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【富田(近代)】 明治22年~昭和42年の大字名。
【富田町(近代)】 昭和42年~現在の前橋市の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7046305 |