100辞書・辞典一括検索

JLogos

10

中山神社
【なかやまじんじゃ】


吾妻(あがつま)郡高山村中山にある神社。祭神は木花之佐久夜毘売命ほか15柱。「上野国神明帳」群馬郡東郡に従四位中山明神と見え(総社神社蔵/県史資料編6),「神道集」の上野国児持山大明神の事の条に半手木(はでぎ)大明神鳥山の北侍局本地文殊とあるのも当社である。社伝によると元慶2年に美濃国一宮である中山南宮大明神を勧請して創建し,中山城主宇都宮家の守護神としたという。建保年間に阿左美氏が城主となり信仰し,元弘2年に中山光能は社殿を修復して破敵(はてき)(半手木)明神と称した。戦国期に戦火で焼失したが,永禄2年に中山城主の中山氏が再建した。創建以来京都の公卿中山大納言家の祈願所でもあった。明治以降に再び中山神社と改称した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046432