西大室
【にしおおむろ】

旧国名:上野
赤城山南麓の末端に位置する。東部は多田山の丘陵が南北に走り,北部は七ツ石を中心に赤城山南麓のやや急な斜面。ほぼ中央を神沢川,東部を桂川がそれぞれ南流し,その間に小さな丘が散在する。大室の由来は,古墳・大穴室などが数多いことによるものと,御諸別命の御諸が大室と転訛したものとの両説がある(荒砥村誌)。また,東の多田山丘陵と西の古墳群の丘陵に囲まれた地形が,室生(むろう)や御室山のように古くから人が住み,神を祀ってきた地とする説もある(群馬の地名)。国史跡の前二子古墳・後二子古墳は隣接する中二子古墳とともに大規模な前方後円墳。「上毛古墳綜覧」には地内の古墳として実に178基が記録されているが,それ以外に,縄文時代・弥生時代~平安期の住居跡のある西大室遺跡群や縄文時代の七ツ石祭祀遺跡などもある。地内にある大室城跡は中世の中型の平城で,現在大室神社のある所が本丸であった。なお大室城の北西約500mの所に小型の丘城,大室元城があり,大室城はここを元城として平城に移ったと考えられる(前橋市史1)。
【西大室村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【西大室(近代)】 明治22年~昭和42年の大字名。
【西大室町(近代)】 昭和42年~現在の前橋市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7046503 |





