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法政大学村
【ほうせいだいがくむら】


浅間山北麓,吾妻(あがつま)郡長野原町北軽井沢にある別荘地。標高1,060~1,100m。名称は法政大学学長松室致氏が浅間山北麓の私有地を教職員に坪1円,500坪単位で分譲し,避暑を目的とした別荘が立地したことに由来している。昭和3年に別荘40戸が建築されて以来,周辺の生活環境の整備と別荘の建築が進められ,大学村創立30周年の昭和34年には約310戸の別荘が立地するようになった。北軽井沢の観光開発は大学村を中心に行われ,近年では周辺にレストランやホテル・ペンションなどが立地するようになっている。この村は当初,法政大学関係者の別荘地にすぎなかったが,スポーツ・リゾート機能をもつ総合的な避暑地に変貌しつつある。付近の照月湖も大学村の一部であり,大学村の第2次地域拡張工事で造築された人造湖である。生活用水の不足を補うものであったが,現在では北軽井沢の観光の拠点になっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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