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火雷神社
【ほのいかずちじんじゃ】


佐波郡玉村町下之宮にある神社。延喜式内社という。旧郷社。祭神は火雷神。通称は「からいじんじゃ」。社伝によると崇神天皇元年に創建されたという。古代この地方を支配していた佐味君一族が信奉し,那波郡佐味郷の中心地付近(現玉村町角淵付近か)に社があったと思われる。延暦15年に官社に列し(日本後紀),元慶3年に正三位となっている(三代実録)。「延喜式神名帳」那波郡2座のうちに火雷神社と見え,「上野国神明帳」(総社神社蔵/県史資料編6)には従一位火雷神とある。鎌倉期に那波氏が入部し現在地に遷座し崇敬した。明治5年郷社に列格。現在もなお那波の神事(俗に麦播き神事)が伝わっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046960