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王城山神社
【みこしろやまじんじゃ】


吾妻(あがつま)郡長野原町林にある神社。旧郷社。祭神は建御名方命・八坂刀売命ほか。社伝によると日本武尊が東征して凱旋の帰途ここに留まったことにより,この山を王城山と称し,日本武尊と諏訪大神を奉斎し,山上に石祠を建立して奥宮としたのに始まるという。永禄6年真田幸隆は岩櫃城攻めの時,ここを本陣とした。三原荘永野原郷(吾妻郡長野原町)に里宮を営み,当地方の総鎮守とした。戦国期以来武将の崇敬が篤く,沼田城主真田氏は代々社領を寄進している。もと諏訪神社と称したが,明治40年に王城山神社と改称し,昭和16年郷社に列格。特殊神事に守鎌頒与の儀礼の虫切鎌,だんご相撲がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047057