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見立
【みたち】


旧国名:上野

赤城山麓崖上の,南は深い輻射谷蟹沢,北は奥沢川のつくる発達した輻射谷に限られた台地上に位置する。字柳原・柳窪,峰など飛地が多く,滝沢と入り組んでいる。表土は軽石混じりの黒土。地名は見立権太郎の居館があったことに由来するというが,利根川の段丘に臨む高台を意味する「タテ」(タチ)で,遠見のきく所の意であろうという。滝沢川両側の台地上は縄文中期~後期の遺物の散布地で,北側斜面からは炉跡も発見され,広く住居跡の存在が推定される。字二城には白井城の支城不動山城,字峰には見立城の戦国期の山城跡があり,峰には見立権太郎の墓と伝える五輪塔2基がある。不動山城については,天正年間と推定される年未詳6月8日の由良成繁・同国繁連署覚書写(歴代古案/県史資料編7)に「一,不動山者,去三日,西上州江乗取候事」と見え,小田原北条氏方に落ちたことがわかる。天正7年5月9日の北条家朱印状写(上杉家記所収文書/同前)には「一,不動山望申候間,任被申越旨,落着候」と見え,河田重親に宛行われており,小田原北条氏方の支配下にあったと推定される。また「加沢記」にも天正10年の真田氏の不動山城攻略が記されている。
見立村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
見立(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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