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八坂神社
【やさかじんじゃ】


新田郡尾島町世良田にある神社。旧郷社。祭神は素盞嗚尊。「日本名蹟図誌」によると,世良田政義の娘の子良王君は世良田政親らを率いて尾張に移り,津島天王社を崇拝し,その分霊を応永年間に郷里に奉祀し当社を創建したという。もと牛頭天王と称し,この地域の諸族の崇敬を集めた。神田ばやしの系統をひく祭ばやしで有名な祇園祭(7月24日)は秩父の妙見祭とともに関東の二大祭といわれるほどにぎやかだったという。明治期になり八坂神社と改称。明治5年郷社に列格。宝物に古獅子2頭があるが,これは古くから悪疫の侵入を防ぎ,これを担いで村内を回ると神威を恐れて悪疫が退散したと伝えられる。また絵馬も多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047245