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若宮八幡宮
【わかみやはちまんぐう】


高崎市下豊岡町にある神社。祭神は大鶴鷯皇子ほか11柱。永承6年源頼義が陸奥守に任ぜられ,安倍貞任・宗任を討つため陸奥に下り,父頼義を援けるため義家も奥州へ赴く途中,豊岡に立ち寄り,一社を建立して戦勝を祈願したことに始まる。安倍氏を平定して前九年の役も終わり,凱旋の帰路再び当社に参詣し戦勝を報告し社殿を建て替えたと伝える。寛永4年代官諸星惣左衛門政秋は社殿を再建,寛文2年に豊岡村大工簗瀬五左衛門吉道が本殿・拝殿を造営し,随身門は享保9年に飯野善左衛門が寄進造営した。寛政11年社殿を改修,明治4年村社に列格。社宝に市重文の蕨手横刀があり,これは「集古十種」にも記載されているもの。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047429