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安行武南自然公園
【あんぎょうぶなんしぜんこうえん】


大宮台地の南東部の安行台地を中心とする県立自然公園。川口市・さいたま市・鳩ケ谷(はとがや)市の3市にまたがり,総面積1,925ha。昭和35年1月14日指定。この地域は江戸期からの苗木や植木の産地で,安行苗木として知られており,花卉や植木を扱う農家が約1,000戸あり,植木類や苗木畑が多く,市街地中の貴重な緑地地域となっている。中心的な施設は,県立植物見本園で,各種の植物があり,自然の地形を利用した美しい庭園にもなっている。川口市赤山からさいたま市に通じる赤山街道の4kmに及ぶ桜並木は,武南桜とよばれ,県下一の早咲きで知られる。北端のさいたま市野田には国特別天然記念物野田のサギ山があるが,昭和45年頃からサギの姿は消えている。この公園へは,浦和・川口・草加・越谷(こしがや)などからバスが通じている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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