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伊古乃速御玉比売神社
【いこのはやみたまひめじんじゃ】


比企(ひき)郡滑川(なめがわ)町伊古に鎮座。祭神,気長足姫(おきながたらしひめ)命・大鞆和気(おおともわけ)命・武内宿禰(たけのうちすくね)命。仁賢天皇の時,蘇我石川宿禰の子孫が当地を開き,君祖三韓征伐の応徳を仰いで,当地二宮山頂に弓箭の祖,安産の祖と崇敬して3柱の神霊を祭ったのに始まると伝えられる。「新編武蔵」に,「延喜式神名帳」にある伊古乃速御玉比売神社とあるのは,正しい証はないが,村名も伊古というし郡中の総社として崇めているのだからこの神社であろうといっている。古くから有名な神社である。文明元年当地に遷座,享保14年正一位阿列大明神の宗源宣旨を授けられた。安産の神として一般の崇敬が厚い。境内の暖帯常緑樹アラカシ・温帯常緑樹アカシデを主とした社叢は県の天然記念物。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047718