江ケ崎
【えがさき】

旧国名:武蔵

県東部，元荒川左岸の黒浜台地南東の台地と低地からなる。明治40年江ケ崎久伊豆神社境内から発掘された正和３年３月９日の日付を持つ鰐口銘には「檀那江崎沙弥行蓮敬白」とあり，鎌倉末期，当地に江崎姓を称する在地土豪が存在したことが知られ，昭和35年鎌倉初期の館址が発掘された。また昭和45年江ケ崎一帯の民家から江戸初期の円空仏13体が発見されている。
【江ケ崎村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【江ケ崎(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7048001