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大野神社
【おおのじんじゃ】


比企(ひき)郡都幾川(ときがわ)村大野に鎮座。祭神,国常立(くにとこたち)尊。景行天皇の時,日本武尊がこの地に来て国常立尊を祭り,身形神社と称したのに始まるといわれる。その後永正2年4月,近隣からの出火で類焼し,社殿・什器などを焼失したが,同年7月に再建した。以来4月8日に大祭,7月17日に小祭を執行してきた。江戸期になって北滝山妙見宮と改め,秩父(ちちぶ)七妙見の1つに数えられた。明治維新の際,社号をもとの身形神社にもどしたが,明治40年,同村七重の神明社を合祀し,次いで同43年6月30日,県知事の許可を得て大字名の大野をとって大野神社とし,現在に至る。4月8日の大祭に行われる特殊神事の送神祭(悪霊を紙製の神輿に封じこめて,村境まで送る)は県無形民俗文化財。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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