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大宮住吉神社
【おおみやすみよしじんじゃ】


坂戸市塚越に鎮座。古くは勝呂(すぐろ)大宮と称したと伝える。祭神,底筒男(そこづつお)之命・中筒男之命・表筒男之命(住吉三神)ほか2柱。天徳3年2月23日,当国の住人山田長慶が,長門(ながと)国(山口県)山田邑一の宮住吉神社の分霊を奉遷したのに始まるという。その後源義家・平常胤等の崇敬を受け,文治3年には,将軍源頼朝から北武蔵12郡の総社とされ,社領の寄進があったと伝える。室町期に至り,永享元年鎌倉公方足利持氏が社殿を再建し,住吉神社と改め,勅願所を命ぜられた。当社で4月3日と11月23日に行われる大宮住吉神楽は氏子が伝えるもので,江戸神楽の古い形を残しており,県無形民俗文化財。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7048212