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香取神社
【かとりじんじゃ】


北葛飾(きたかつしか)郡庄和町西金野井に鎮座。古くは神田梶取大神とよばれていたともいわれ,室町期より金井郷金井明神とも称した。祭神は経津主(ふつぬし)命・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)命。創建は明らかでないが,古くから鎮座されたらしく,徳治元年3月15日に本殿と拝殿が再建されたと伝えられる。また神田梶取大神とよばれていたことは,舟運関係者の崇敬が厚かったことを思わせる。天正14年相模(さがみ)国小田原北条氏から貫高2貫文,天正19年徳川家康から10石の朱印地が寄進された。同年11月社殿再建。明治43年同字の愛宕浅間社を合祀し,昭和19年11月10日,香取社とよんでいた社名を現在の香取神社に改めた。本殿は室町末期建立。7月19・20日に奉納される獅子舞は竜神の舞ともいわれ,県の無形民俗文化財。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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