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金鑽神社
【かなさなじんじゃ】


本庄市千代田町に鎮座。祭神,天照大神・素盞嗚(すさのお)尊・日本武尊。欽明天皇2年日本武尊に縁故のある旧官幣中社金鑽神社(児玉郡神川(かみかわ)町二の宮)の遙宮として勧請したという。鎌倉期に至り,武将の崇敬厚く,「吾妻鏡」によれば寿永年間以後本庄氏の崇敬が厚かった。弘治2年本庄城主本庄宮内少輔実忠が社殿を改造し本庄領20か町村の総鎮守とした。天正19年本庄城主小笠原掃部大夫信嶺が社殿に装飾を加え,その孫忠貴が社殿を改修し,直筆の額を奉納した。享保9年本殿を再建したが,宝暦6年正月別当威徳院の火災で古い記録を焼失した。のち安永7年本殿を修理し,幣殿・拝殿も改築した。大クスは県天然記念物。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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