100辞書・辞典一括検索

JLogos

32

行田
【ぎょうだ】


旧国名:武蔵

県北部,利根(とね)川・荒川両河の乱流によって形成された沖積平野の自然堤防上に位置する。地名の由来は「なりたとよみて成田とも書く」(高田与清:松屋筆記巻100-6)という説,つまり川・原・沼などが田になったので,成田・行田は同じという。また業田とも書く(増補忍名所図会)説があるが,これは「松屋筆記」の意をさらに敷衍したものでもあろうか。「吾妻鏡」承久3年6月14日宇治橋合戦手負人々の中に行田兵衛尉があり,この地を在名として名乗った武士といわれる(新編武蔵)。また「鎌倉武鑑」を引いて寿永年間からこの地が成田氏の領地であったとする説もあるが,未詳である。ただのちに忍城内に囲いこまれた内行田(うちぎようだ)地区には,古墳後期集落跡の所在が確認されており,土師器・中世陶磁器片が出土していて,古代から中世にいたるある程度の土豪屋敷の存在は否定できない。
行田(中世)】 室町期に見える地名。
行田町(近世)】 江戸期~明治22年の町名。
行田市(近代)】 昭和24年~現在の自治体名。
行田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7049016