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黒山自然公園
【くろやましぜんこうえん】


秩父(ちちぶ)山地東端の外秩父(そとちちぶ)山地東側とそれに接する丘陵を中心とする県立自然公園。比企(ひき)郡都幾川(ときがわ)村全域と入間(いるま)郡越生(おごせ)町・毛呂山(もろやま)町の一部にまたがり,面積は9,420.2ha(うち特別地域1,075.9ha)。昭和26年3月9日指定。公園随一の高峰で東京天文台観測所のある堂平(どうだいら)山(標高876m)からの展望は雄大で,奥秩父・外秩父の山々や関東平野を一望することができ,外秩父山地の山稜を走る奥武蔵グリーンラインは雄大な展望を満喫できるドライブコースとしてしられている。また,1,000本近くの梅がいずれも400年以上の樹齢を誇る越生梅林,古くから修験者の霊場として開かれた黒山三滝,「乙女の湖」の別名を持ち,桜で有名な鎌北湖など豊かな自然に恵まれているばかりでなく,国県指定の重要文化財を数多く持つ天台宗関東別院慈光寺,曹洞宗の古刹竜穏寺,関東以北最古の神社である出雲伊波比神社などの豊富な文化財にも見るべきものが多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7049169