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白鬚神社
【しらひげじんじゃ】


飯能(はんのう)市唐竹に鎮座。唐竹神社と称したこともある。祭神,猿田彦命・天照大御神。霊亀2年本邦に来住していた7国の高麗(こま)人1,799人を当国に移し,高麗郡を設置したが,高麗人の尊信の厚かった猿田彦大神を郡内28か所に祭祀し,白鬚大明神と称したといい,当社もその1つであるという。貞和年間神殿を再営し神鏡を鋳造し神体として崇敬したという。慶安2年社領4石5斗の朱印を賜った。明治41年社号を改正し唐竹神社と称したが,同45年再び白鬚神社と社号を改めた。大正初期まで末社琴平神社を崇敬した鍛冶・大工等職人の琴平講があり断食参籠した。また,養蚕守護として末社諏訪神社に蚕繭・絵馬を奉納した。また初ナスを献じ悪疫予防守護を祈った。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7049944