寺尾
【てらお】

旧国名:武蔵
県西部,荒川上流右岸と支流の蒔田(まいた)川左岸にはさまれた地域に位置する。長尾根丘陵の東側山麓沿いに人家が散在し秩父(ちちぶ)札所20~23番の堂がある。20番観音堂の上段畑中に延慶3年建立の板碑が所在し,「長田次郎入道慈□同妻尼,長田丹内右衛門入道」その他の人名が見える。長田氏は丹党系図に見える丹党長田氏で,村内長田(おさだ)を拠点にしていたと思われる(秩父市誌)が,寺尾村名を欠いている。地内には古墳後期の古墳群が点在。秩父札所20番の法王山岩ノ上堂の聖観音像は平安期の作と伝え,中世開基開山の寺院には音楽寺・普門寺がある。また鎌倉期の武士寺尾三郎太郎の居館跡や,永田城もしくは上寺尾館と称した城址もある。
【寺尾村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【寺尾(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7050520 |





