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中氷川神社
【なかひかわじんじゃ】


所沢市山口に鎮座。祭神,素盞嗚(すさのお)尊・大己貴(おおなむち)命・稲田姫命。創立は崇神天皇の時と伝えられ,「延喜式神名帳」に載る入間(いるま)郡五座のうちの1座といい,古くから栄えていたものと思われる。山口領,入間(いるま)・多摩2郡92か村の総鎮守で,代々山口城主の尊崇厚く,後鳥羽天皇の時,領主山口家継が社殿を造営した。正平年間に兵火にかかって全焼したので,山口高忠が山口城の再興とともに当社を再建した。江戸期に至って幕府から社領4石の朱印と4畝の御供免の寄進があった。のち元禄2年本殿を造営。かつて所在地を氷川村と称し,大宮の氷川神社と奥多摩の氷川神社との中央にあるために,中氷川神社と呼んだものといわれ,武蔵三氷川の1つ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7050848