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萩日吉神社
【はぎひよしじんじゃ】


比企(ひき)郡都幾川(ときがわ)村西平に鎮座。祭神,大山咋(おおやまくい)命ほか6柱。欽明天皇の6年大臣正二位蘇我稲目宿禰が創建し,萩明神と称したといわれ,鎌倉期に至って慈光寺一山鎮護のため,近江国日吉大神を勧請合祀して萩日吉山王宮と改称したという。鎌倉期に至り,源頼朝は慈光寺一山を深く尊信帰依し,文治5年,奥州の藤原泰衡追討に際し,慈光寺別当厳耀に戦勝を祈願させ,建久2年宿願成就したので,その奉賀として慈光山を再興し領地などを寄進した。その時,頼朝の妻北条政子は御供免として特に田畑1町7畝を山王萩明神に寄進したので,萩日吉山五宮は不入の地となった。1月15日の流鏑馬行事,4月26~27日の神楽は県指定無形民俗文化財。明治元年に現社名に改めた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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