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八幡神社
【はちまんじんじゃ】


春日部(かすかべ)市粕壁(かすかべ)に鎮座。祭神,誉田別(ほんだわけ)尊・気長足姫(おきながたらしひめ)尊・武内宿禰命。元弘年中新田義貞の家臣,春日部治部少輔重行(また時賢)が,相模国鶴岡八幡宮を深く崇敬し,居城の春日部館の側に鶴岡八幡宮をまねて社殿を造営し,勧請したのに始まるという。一説に,その頃村の大半が沼地だったので,東西の住民が双方に神社を建設し,西は現今郷社と称し,東は元新宿社と称したとも伝えられる。古くから奥州街道粕壁宿の鎮守,あるいは新方(にいがた)の総鎮守としてあがめられ,社殿も荘厳をきわめたが,その後栄枯盛衰があり,今日に至っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7051205