八幡神社
【はちまんじんじゃ】

所沢市久米に鎮座。祭神，誉田別(ほんだわけ)尊・比売神・神功皇后。社伝によると延喜21年山城国男山鳩峰に鎮座している石清水八幡宮を分祀したのに始まるという。それにちなんでこの地を鳩峰とよんだ。天正19年徳川家康から社領５石の寄進があり，代々の将軍がこれに従った。慶長13年社殿を修復した。木像のご神体が２体あるが伝説によると，さらに１体あったものを，久米六右衛門という者がたずさえ，児玉郡八幡山町（児玉町）へ持ち去り，その地へ鎮座したという。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7051209