東吉見村
【ひがしよしみむら】

(近代)明治22年~昭和29年の自治体名。県中央部,荒川右岸の低地に位置する。はじめ横見(よこみ)郡,明治29年からは比企(ひき)郡に所属。大和田村・上銀谷(かみぎんや)村・谷口(やぐち)村・古名(こみよう)村・蚊斗谷(かばかりや)村・万光寺村・下銀谷村・古名新田・江和井(えわい)村・北下砂村・高尾新田・須野子(すのこ)新田・蓮沼(はすぬま)新田・飯島新田・荒子(あらこ)村・丸貫(まるぬき)村・久保田新田の17か村が合併して成立。大字は旧村名を継承。大字大和田に役場を設置。村名は江戸期の下吉見領の東部に位置することによる。明治22年の人口3,639,世帯・人口は大正9年604・3,351,昭和15年594・3,537,同25年668・4,229。明治43年荒川の洪水により家屋604・田畑750町余の被害があった。昭和22年のカスリン台風では浸水47戸・田畑19町余の被害を受けた。昭和29年西吉見・南吉見・北吉見3か村と合併して吉見村となる。大字は同村の大字として存続。現在の吉見町南東部。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7051416 |





