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久伊豆神社
【ひさいずじんじゃ】


岩槻(いわつき)市太田に鎮座。祭神,大己貴(おおなむち)命。欽明天皇の時,土師(はじ)氏が出雲国から勧請し,社殿を奉建したのに始まるという。のち文明年間上杉定正が武蔵国在住の時,家臣の太田道灌に岩槻城を築かせたが,その時城内の総鎮守として社殿を再建し,軍事の成功を祈願した。さらに天文19年岩槻城主太田資正が再興し,以後歴代の城主が修復した。明治8年社殿焼失,同15年社殿新築落成,大正4年拝殿および神楽殿新築。昭和19年岩槻市制施行とともに岩槻市の総鎮守となった。社宝の螺鈿鞍(らでんぐら)は江戸初期の儀式用のもので県文化財。境内にあるサカキは県内三大榊の1つで,県の天然記念物。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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