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峯ケ岡八幡神社
【みねがおかはちまんじんじゃ】


川口市峯に鎮座。祭神,応神天皇・神功皇后・仲哀天皇。弘仁8年円仁によって創立されたと伝えられ,大永7年に社殿を造営したことが,元禄10年の棟札によってしられる。現在の社殿は元禄期造営のもの。康平5年源頼義が安倍貞任・宗任兄弟の追討に奥州へ向かう途中,当社に戦勝祈願し,貞任を殺し宗任を降しての帰路,社殿に修補を加えて御礼参りしたという。のち永保3年清原家衡・武衡が奥州に乱を起こした後三年の役にも,源義家・義光は当社に参拝して討伐を祈願し,戦功を立てたのち甲冑・馬具などを奉納したが,今も社宝として残っているという。中世,岩月十郎が神田を寄進し,また徳川氏の崇敬も厚く,天正19年家康は谷古田郷の内,神領30石を寄進した。当社は古くから安産のご神徳があることで有名である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7052117