泉自然公園
【いずみしぜんこうえん】

千葉市東部の野呂町にある市立自然公園。面積43万m(^2)。昭和44年開園。国道126号沿いの丘陵地を開いたもので，公園一帯は東京湾に注ぐ都川と印旛(いんば)沼に注ぐ鹿島川の源流部に当たる。公園内は台地と谷津田が入り組んだ起伏に富む地形を構成し，台地上をシイ・クヌギ・コナラの雑木林やアカマツ・スギの造林地，ススキの草原，竹林などが覆い，ホオジロ・ヒヨドリ・シジュウカラなど野鳥も生息する。園の北西側には蓮池・下の池・中の池・菖蒲池と名付けた４つの池があり，中の池には幅3m・長さ66mの吊橋，いずみ橋が架かる。ほかに３万m(^2)の芝生地や小・中学生がコンクリートで造った塑像の広場があり，これらの森林や池・広場などを結ぶ遊歩道が整備されている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7052933