岩部
【いわべ】
旧国名:下総
栗山川上流左岸に位置する。台地縁辺に中世の城砦址が残る。伝承では建武3年城主岩部中務卿が千田荘の内乱にまきこまれ,9月9日重陽の節句に落城,滅亡したと伝え,以後地内では重陽の節句を祝わない習慣となったという。また城址東南に中務卿の供養塚(お経塚)と伝える円墳がある。
【岩部郷(中世)】 南北朝期に見える郷名。
【岩部村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【岩部(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7053121 |