大網
【おおあみ】

旧国名:上総
南白亀(なばき)川上流右岸,同川支流小中川上流左岸に位置する。地名は,広い網場の意によるという。大網駅近くの水田からは弥生時代~古墳時代の丸木舟がマコモやアシの化土層とともに出土,周辺一帯が広大な沼沢地であったことがわかった。「土気古城再興伝来記」所収の永禄12年閏5月14日付願文(大日料10-2)に,土気城主酒井康治が大願主となり,土気郡大網郷宮谷本国寺鎮守社春日神社の造営を行った旨が見える。
【大網村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【大網町(近代)】 明治22年~昭和29年の自治体名。
【大網(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7053303 |





