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大利根県立自然公園
【おおとねけんりつしぜんこうえん】


県北東部,神崎(こうざき)町の神崎大橋から佐原市の水郷大橋に至る利根川およびその周辺を区域とする県立自然公園。昭和10年指定。面積4.9km(^2)。水郷大橋より下流は水郷筑波国定公園に属す。利根の流れとヨシやオギに覆われた河川敷,その周辺の田園風景や,その中に島状に残された神崎神社の神崎森が当公園の代表的景観。神崎森はタブノキの巨木を中心にヤブニッケイ・シロダモ・クスノキ・スダジイ・ツバキなどで構成され,林床にはシダ植物が生育するなど北総には珍しい森林相を形成し,県天然記念物に指定されている。神崎神社の社殿脇には水戸黄門が「なんじゃもんじゃ」と名付けたと伝えられるクスの老木があり,根元周囲13m余・高さ19mに及び,国天然記念物。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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